人間学部 心理コミュニケーション学科 人間学部 心理コミュニケーション学科

心理コース 英語コミュニケーションコース 心理コース 英語コミュニケーションコース

心理の国家資格「公認心理師※1」に対するカリキュラムを整備しています。少人数教育で1年次から心理学の幅広い領域の基礎的理論を学び、体験学習や実践活動で心理学の活用方法を学びます。認定心理士をはじめ社会調査士など、実社会で役立つ多数の資格の取得を目指せます。

  • ※1 受験資格を得るには、大学卒業後に大学院へ進学し、指定の科目を履修するか、指定の職場で一定期間の実務経験を積むことが必要です。

POINT

POINT POINT

ポイント

  • 基礎から学び、自身の関心のある分野を見つけるカリキュラム。
  • 知識と体験の両輪で、本格的に心理学を学べる。
  • 国立大学大学院(上越教育大学)との連携による心理専門職・研究職への道。

目指せる資格 目指せる資格

  • 公認心理師(カリキュラム対応)※1
  • ピアヘルパー資格
  • 認定心理士
  • 児童指導員(任用資格)※2
  • 児童福祉司(任用資格)※2
  • 社会福祉主事(任用資格)※2
  • 社会調査士
  • ※1 受験資格を得るには、大学卒業後に大学院へ進学し、指定の科目を履修するか、指定の職場で一定期間の実務経験を積むことが必要です。
  • ※2 任用資格とは公務員に採用された後、特定の業務に任用されるのに必要となるものです。資格のみを取得することはできませんが、特定の科目を履修した者だけが就くことができる職務です。

就職実績 就職実績

就職決定率97.9% 就職決定率97.9%

2024年度の就職決定者 / 就職希望者

おもな就職先 おもな就職先

卒業後の進路 卒業後の進路

心理学を学ぶことで得られる知識やコミュニケーションのスキルは、 仕事のみならず家庭や地域でさまざまな人と関わるうえでも大いに役立てられます。

心理関連の専門職に就いたり、心理学の知識を活用して他分野に挑戦したりと、卒業後は幅広い活躍が期待されます。また、より専門性を高めるため大学院へ進学を希望する方へのサポートも行っています。

専門職として心理的援助を行う

  • ●病院勤務のカウンセラー
  • ●教育現場でのスクールカウンセラー
  • ●福祉施設のカウンセラーや相談員
  • ●産業分野でのカウンセラー
  • ●児童相談所や児童福祉施設の職員
  • ●法務省の職員(心理関連)

心理学の学びをより深める

  • ●大学院進学
  • ●心理学の研究者

心理学を活かした部署で働く

  • ●企業の顧客調査、マーケティング担当
  • ●企業の営業部門や広報担当
  • ●企業の総務部門や人事担当

CLASS & ACTIVITY CLASS & ACTIVITY

授業・活動

心理データ解析 I・II 心理データ解析 I・II

社会における人間行動に関するデータの解析法を身につける。実験や観察、調査から得られたデータを解析する統計的手法について、統計ソフトを用いて実践的に学びます。基本的な統計的検定から分散分析、重回帰分析、因子分析といった多変量解析までを実習し、1年次に学ぶ心理学統計法と併せて、3年次の実習や4年次の卒論に向けて現場で活きるリサーチ力を養います。

心理学的支援法 I 心理学的支援法 I

心理系の資格(ピアヘルパー・公認心理師)を 取得するために。カウンセリングと心理療法を中心に、心の問題を支援する方法を学びます。カウンセリングにおいて重要な、カウンセラーの態度やクライエントとの信頼関係のほか、心理的問題の性質に応じた多様な支援のあり方を理解し、ピアヘルパー・公認心理師を目指せる知識をしっかりと身につけます。

心理的アセスメント I 心理的アセスメント I

心理テストの実施という実践的な技術とその概念を学ぶ。子どもの発達検査や性格検査、高齢者の認知能力の検査方法を学びます。心理テストの理論と実施方法を学ぶ科目ですが、人の心の内部にまで立ち入るという性質のテストであることから、倫理的な問題や知能や性格といった心理的な概念そのものについても丁寧に学んでいきます。

心理学調査実習 I 心理学調査実習 I

社会における人間行動に関するデータの収集・解析・説明をする。調査の企画から質問紙票の作成、調査実施、データ分析、報告書作成まで、社会調査の一連の過程を実践的に学びます。3年生までに学んだ心理学の一般的知識と方法論の総合的な力が試されます。これにより、自ら研究する力や、統計情報を整理しデータを使いこなす力も身につきます。

心理学調査実習Ⅱ 心理学調査実習Ⅱ

幼児を対象とする観察実習を通して、 観察法の理論と技法を学ぶ。観察法の種類や手順、記録の取り方を学んだ後に「年齢による遊びや発話の違い」「幼児が遊びを変えるきっかけ」など具体的な観察テーマを設定し、データの収集、分析、成果発表を行います。幼児期の子どもの発達に関する事前学習を行った上で、問いを立てていくことが求められます。

専門演習  臨床心理学ゼミ(岡本ゼミ) 専門演習  臨床心理学ゼミ(岡本ゼミ)

専門的理解をさらに深め心理研究者としての土台をつくる。臨床心理学の知見を活かし、身近な問題を解決する方策を探求します。過去には地域連携プロジェクトと連動し「子どもの話を聴く方法」をテーマに心理教育教材を制作。NPO法人ながの子どもの城いきいきプロジェクト「チャイルドラインながの」様を取材し、学生の視点で動画・ポスター等に表現しました。

地域と連携した教育活動 地域と連携した教育活動

信濃町森林セラピー調査2年次の「心理基礎演習Ⅰ」では、本学と地域連携協定を結ぶ信濃町の「癒しの森」で森林セラピーの心理的効果を調査します。ストレス軽減に効果があるとされる森林セラピー・プログラムの体験は、社会で応用されている心理的な実践活動に触れる機会となり、自らの心を癒す良い経験ともなるでしょう。

Curriculum カリキュラム Curriculum カリキュラム

講師・ゼミ紹介 講師・ゼミ紹介

寺門  正顕 教授 寺門  正顕 教授

様々なデータから分析し、
人の心の動きを探る。

寺門 正顕 教授

脳の心理学ゼミ人間の心はそう簡単には測れないものです。それをどうやって推測するか、幾つもの反応のなかから特徴を見つけていくのが学びのポイントです。私のゼミでは学生が主体となって興味関心のあるテーマを自由に設定、1年間かけて調査・分析し、集大成となる卒業論文に取り組んでもらいます。実験や調査を通じて実践的学調査研究技法を学びます。生活に深く関わる心理学は、将来社会に出た時にも、あらゆる場面で活かされてくると思います。

  • 専門分野
  • 生理心理学
  • 感情心理学

山崎  晃史 准教授 山崎  晃史 准教授

実地調査(フィールドワーク)を
通して、
コミュニティ心理学を
学ぶ。

山崎 晃史 准教授

コミュニティ心理学ゼミ(障害福祉)地域社会を支援するための心理学であるコミュニティ心理学が専門です。特に障害をもつ方々の地域生活支援をテーマにしています。授業は「障害児(者)心理学」、「心理学的アセスメントⅠ」などを担当しています。ゼミではさまざまな場で実地調査(フィールドワーク)を行い、学生が皆で協力してテーマを探求しています。肌感覚で捉えたことを論理的な言葉にしていくことを大切にしています。これは社会人になっても必要な力ですので、ぜひ学び合っていきましょう。

  • 専門分野
  • 臨床心理学
  • コミュニティ心理学

岡本 かおり 教授 岡本 かおり 教授

臨床心理学の理論を学び、
カウン
セリングの技術を身につける。

岡本 かおり 教授

臨床心理ゼミ(被害者臨床)公認心理師のカリキュラムである「臨床心理学概論」や「心理学演習」を教えています。ゼミでは、臨床心理学の視点を活かして、インタビューやフィールドワークによる質的研究を行っています。3年次のゼミでは、臨床の現場に出掛けて行き、子どもの話を聴くコツ、悩みを抱える人のためにできることを調べて、心理教育素材を作成しています。学びを取り込み、他者に役に立つようにアウトプットをする、そういう体験ができるようにしています。

  • 専門分野
  • 臨床心理学
  • 犯罪心理学
    (被害者臨床)

INTERVIEW INTERVIEW

インタビュー

在校生インタビュー 在校生インタビュー

人の心の動きに興味があったので、心理学が学べる清泉を選びました。国家資格である公認心理師の資格取得を目指せるのも魅力でした。また、落ち着いた環境で過ごせそうなキャンパスやその近辺の雰囲気に惹かれたのも理由の一つです。2年次の春に受けた心理学的支援法の授業では、自分自身の感情のコントロールに実用的なストレスマネジメントや、どんな支援を必要とする人がいるのか、どのように対処したらよいのかを学びました。世の中には支援を必要とする人が自分の想像以上にたくさんいること、そしてそれぞれ考え方に違いがあると気づけたことで、さらに視野が広がったと感じています。大学院進学も考えましたが、現在は小売・販売等で就職したいと思っています。カウンセリングという専門的な仕事より、お客様と素敵な関係を築ける人となり、どんな場所でも信頼してもらえるコミュニケーション力を身につけることが今の目標です。

卒業生からのメッセージ 卒業生からのメッセージ

少人数制で幅広い心理学を学べ、公認心理師や社会調査士などさまざまな資格が取れることに魅力を感じ、清泉に進学しました。在学中はピア活動を通して学年の枠を越えた交流関係を築くとともに、特に興味を惹かれた社会心理学の分野で学びを深めました。現在は学んだことを活かしながら、お客様に寄り添ったご提案をするために、商品知識や提案話法を身につけることを目標に、向上心を持って仕事に取り組んでいます。

大学院進学サポート 公認心理師・臨床心理士を目指し大学院進学を希望する人に、きめ細やかな受験サポートを行っています。 大学院進学サポート 公認心理師・臨床心理士を目指し大学院進学を希望する人に、きめ細やかな受験サポートを行っています。

入学後からメンター(教員)が定期的に面談をしながら、個々の状況に合わせて指導していきます。
3年次からは「心理学文献講読」という授業にて、英文講読や専門知識の強化を行い、大学院受験をサポート。研究計画の指導、模擬面接も行うなど、きめ細やかな指導をしています。

大学院進学実績(過去5年)

2024年度 合格率100%

信州大学大学院、上越教育大学大学院、桜美林大学大学院、
東京福祉大学大学院、新潟青陵大学大学院

第7回公認心理師試験(2023年3月)
合格率100%

2021年度卒業生が大学院に進学後、公認心理師試験を
受験し4名全員が合格しました。