2025年6月26日(木)、長野信用金庫が主催する「創業カレッジ2025」の講座『お客様目線を知ろう』に、本学科の学生が参加しました。
この講座は、創業を目指す(もしくは創業して間もない)受講者が「顧客視点」を深く理解することを目的に、清泉大学と長野県立大学の学生が「消費者の代表」として意見を述べるユニークな企画です。当日は、創業を志す参加者と学生間で、熱のこもった対話が行われました。
学生たちは、創業希望者から提示された創業プランに対し、自身の生活実感に基づいて、率直なフィードバックを行いました。ある学生は、「この商品には、このような利用用途もある」といった具体的なシーンを語り、また別の学生は「ターゲット顧客の解像度がもう少し明確になると、より理解しやすい」と鋭い視点を提示していました。
創業者の方々からは、「学生の意見が新鮮で、自分では気づけなかった点を知ることができた」「顧客目線を実感する貴重な機会になった」といった声が寄せられ、予定時間を越えて対話が盛り上がるグループもあるほど、互いに学びの多い時間となりました。
参加した学生の一人は、「日常生活の沿線上では出会うことがない創業者と直接話すことができ、刺激的だった」と感想を語っており、会社に雇用されない働き方への興味関心を喚起するよい契機になったようです。
本学科では、こうした「教室の中で完結しない学び」を大切にし、地域の方々たちとの出会いを学生に届けています。創業カレッジとの連携もその一環であり、学生にとっては「将来の選択肢を広げる機会」として、創業者にとっては「顧客の本音を知る場」として、この取り組みの価値はますます大きくなっていくものと信じております。
長野信用金庫のみなさま、貴重な機会をご提供いただき、ありがとうございました。